2020/05/18 09:36

みなさま、はじめまして。

わたしは今、ラオスという国に住んでいます。
ラオスをご存知でしょうか。

ラオスは東南アジアにある国のひとつで、タイとベトナム、中国・カンボジア・ミャンマーに接している内陸国です。
海はありませんが、メコン川という大きな川が流れています。
国土の7割が山岳地帯で、自然豊かな国です。
わたしは、「最後の桃源郷」とも呼ばれるラオスの、首都であるビエンチャンに住んでいます。


ラオスには50もの少数民族が暮らしており、それぞれ特徴を持っています。
刺繍が得意な民族、織物が得意な民族など。
さまざまな文化を持つ民族が、ラオスという国でひとつとなって暮らしています。

彼らがつくりだす伝統的な刺繍や織物の柄には意味があって、祖母から母へ、そして娘へ、そのまた次の世代へと受け継がれています。
なかには、どんな意味を持つのか分からなくなっているものもあるそう。
製図はなく、口頭で、やってみせて、伝統が受け継がれていると聞きました。
現代は機械化が進み、若い人たちは勉強のため仕事のため、都会へ出ています。
伝統が失われつつあるなか、受け継いでいきたいという若い人たちもいます。


手仕事の作品は大変な手間がかかりコストが大きくなりますが、大量生産される機械で作られたものとは違う温かみがありますよね。
ただ与えるだけではなく、よいものを現地ラオスの生産者さんにつくってもらい、適切な対価を支払う。
生産者さんが作りたいもの、作れるものをお願いする。
そして、わたしのやりたかった夢を今こうして、ラオスの方たちが叶えてくれています。
上下関係はなく、対等な立場で、彼らと一緒にものづくりをしたいと思っています。


lao. shopではもともと出来上がったものを仕入れたアイテムもありますが、オリジナルで作成したものもあります。
今はわたしの手元にあるので、日本に帰国したら順にupしていきたいと思っています。
楽しみにしていてくださいね。
今後は、生産者さんのもとへ行き、インタビューや生産者さんと村のようすなどもお伝えしていこうと考えています。
イベントなどで出店し、みなさまに直接手に取っていただける場も設けたいと考えています。


ラオスの方が丁寧に仕上げた作品が、日本にいるみなさんの手に渡り、作り手の温もりを感じていただければと思います。
そして、lao. shopの商品が、みなさまの毎日を楽しく彩るアイテムになってくれたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。


2020年5月17日
lao. shop